2020年10月25日 晴天
今日はゴミ焼却炉建設予定地付近の川の生物の調査。
7:00起床。ご飯を炊き、味噌汁を作る。
朝食。ご飯、味噌汁、りんご、ヨーグルト。
お昼のおにぎりをにぎる。
8:55 撮影の支度をしてメリーさんの家へ。息子のきゅうちゃんも張り切っていた。メリーさんの車に同情させてもらい、現地へ向かう。
さぎり荘の少し手前で車を止める。ここから少し下ったところに當信川が流れていた。
植野家、浅野家、メリーさんときゅうちゃん(加藤家)の3家族が集合。
先生は中村晃ニさん。
水中生物、地質などに詳しい方で、本業はグラフィックデザイナーとのこと。
人懐っこい笑顔が印象的な方だ。
川の淵の草のはえているところを足のつま先や踵を使ってガザガサして網に土ごと入れる。
だからガサガサ調査と呼んでいる。
そこにはメダカ、やご、ドジョウ、ウグイなどの生物が入ってくる。
それらの生物たちをいったんバケツに入れて、あとで生物ごとに水槽に仕分けしていく。
その後はまた川に戻す。
中村さんは、その川にどんな生き物がいるか、こうして地道に調査を続けている。
大概一人でやることが多いそう。今日は子供6人、大人5人もいて賑やかだ。
網、バケツ、水槽など道具は全て中村さんが揃えてくれていた。
中村さんがやり方をみんなに説明し、道具を持っていざ川へ。
子供らは走っていく。
もうすぐ出産する優美子さんも参加。川へ降りる道を転ばないようみんながサポート。
優美子さんは涼しい顔でとても楽しそう。
いつも通っている道路から少し下っただけなのに、なんかとてもいい感じの場所だった。
川幅はそれほどでもなく、水量もそんなに多くなので歩いて向こう岸に渡れる。
それぞれ思い思いの場所を見つけてガサガサを始めた。
イサ・カナはもう一人でどんどんガザガサできる。
きゅうちゃんはまだ小さいのでメリーさんと一緒にガサガサ。
もんなもう夢中でガサガサしてあみの中にいる生き物を発見して喜んでいた。
子供以上に大人たちが楽しんでいた。
「とれた、とれたー」
メダカ、ドジョウ、ヤゴ・・・いろんな生物がバケツに入っていった。
バケツを覗き込み、捕獲した生物をじっと見る。
名前がわからない生物がいると、中村先生に聞いてすぐに教えてもらえる。
稀少生物の「アカザ」も結構とれた。
「転がっている川の石には、よく見ると貝などの化石がゴロゴロあるよ。」
と中村さん。
ここは昔海だったのだ。
私も足元に注意しながら夢中で撮影をした。
ひとしきりガサガサをして、捕獲した生物をチェックする作業に入った。
子供らに囲まれながら、中村さんが手早く種類ごとに小さな水槽に入れていく。
そしてその種類ごとに解説。
カナタがスケッチをしていた。
これがまた特徴を捉えていてなかなか上手なのだ。
最後に種類、とれた数を記入して、川へ返した。
お昼になり、浅野家は仕事があるので帰っていった。
コースケは午後の調査も参加することにした。
大岡の道の駅でおやきなどを買い、犀川へ向かった。
ここもいつも通る道の脇を入ったところだ。
川沿いに桜並木。きっと春は綺麗なんだろうな。
少し歩き川に出ると真っ白い砂浜だった。
「わー、なんか観光地みたい。」
とみんなで盛り上がる。
犀川は川幅も広く、水量も流れもすごい。
なのでここは川の淵だけしかできない。
川の色が独特で深い緑色。
早速ガサガサを始めた。
犀川の方が生物がたくさん捕れた。種類も多かった。
「川の下流の方が養分が多いのでいろんな生物が多く生息しているんです。」
と中村さんが解説してくれた。
そしてまた捕獲した生物を水槽に仕分けして、種類、数など記録。
15:00今日のガサガサは終了。
「今度は信級の川でもやってみたいね」
と植野くんが言った。
そして植野家、加藤家2台の車で信級へ帰る。
植野くんの車に子どもらが乗り、メリーさんの車に香緒理さんが乗った。
さぎり荘から信級へ右折し山道に入る。
そこで子どもらは車を降り、走っていった。
メリーさんの車はゆっくりと後ろからついていく。
車はクネクネ道を上っていくのだけど、子どもらはショートカットして登っていく。
途中疲れて休んでも、車に戻らず走り出していった。
なんだか箱根駅伝のようだった。
そして植野家の前で先についたイサカナがゴールテープをはっていた。
なんだか感動的だった。
植野家の前の茂人さんの家にいうらちゃんといっちゃんが来ていた。
みんなで植野家のヤギの餌やり。
植野くん、結構立派なヤギ小屋を建てたんだなあ。
寒くなってきたので、植野家へ入り、みんなでお茶をいただく。
子どもらは、遊びに夢中。
そして晩御飯を植野家でいただくことになった。
ご飯、味噌汁、牛蒡などのかき揚げ、卵焼き・・・
みんなで食べるご飯はおいしかったー。
私は目一杯撮影してヘロヘロになった。
でも充実した楽しい一日だった。