2009年4月8日。 9:00頃目が覚めた。起きられなかった。 身支度をして下りると、すでに朝のひと仕事が終わっていた。 今日も気持ちいい天気。 私は仕事してないけれど、早速朝食。 智子さんの自家製パン、目玉焼き、ルバーブジャム、コーヒー、みかん。 おいしくいただく。
食後、進さんが車で倉渕(くらぶち)を案内してくれた。 こぶし、桜など花々が咲き誇り、すっかり春だ。
倉渕の野菜の出荷場。 今この近くで、農家の男衆が当番制で井戸を掘っている。 まだ水は出ていない。
倉渕パン工房 湧然
倉渕パン工房 湧然へ。 ここは竹渕さんの卵を使ってシフォンケーキをつくっている。 竹渕さんの卵だとよく膨らむのだそうだ。
パン屋さんの奥さんと竹渕さん
そして、上映実行委員のメンバーで、倉渕入植9年目の田中さんの畑へ。 耕二さんと悦子さんが畑で精を出していた。
悦子さんと耕二さん
育苗ハウスにはトマト、なす、パプリカ、ハーブなどの小さな葉っぱ並んでいた。 ポカポカあったかい育苗ハウスの中は、新しい生命力に満ちあふれている。
育苗ハウス
育苗ハウスを背にして、右手に小松菜の畑ともう一つ畝を切っている畑、 左手にはブドウ畑、手前にはルバーブが少々。
ルバーブ 「ここの畑はこれだけあっても出荷するのは小松菜だけなんです。 あとは自分たちで食べるための畑なんです。」 と悦子さんが笑った。
ブドウ畑
今の時期は、耕二さんは苗の世話、悦子さんは、ブドウについている虫を皮をめくり、 1匹1匹手でつぶすという気の遠くなる作業をしている。 ひとえにうまいワインを飲みたいが為だ。 「ブドウには3種類、駆除しなきゃいけない虫がいるんですが、 そのうちの1種類は、春先の今時期に退治しなくては、後で大変なことになるんですよ。」 と悦子さん。 あとの害虫は、常時駆除する虫、実がついた時に駆除する虫がいるそうだ。
今のブドウは枝の選定作業が終わったところ。 山葡萄とかけ合わせのヤマソウ、メルロー、など数種類のブドウを80本ほど植えている。 枝を2本残すのだが、何かあった時の予備で3本残している。 支柱と枝を這わせる頑丈なひもがはられている。 今は細い枝だけの姿だが、これから枝が伸び、 葉っぱが生い茂って緑の壁になって実をつけるのだ。
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