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撮影報告 その94 大間原発訴訟 東京報告会

東京YWCAにて。

 

 

2012年2月3日。

YWCAに到着。案内してくれた橘さんにお礼を言って別れる。

私は事務所に行き、ここに事前に送っていた三脚を受け取り、撮影の準備にとりかかる。

一坪君にはニューキャメラで三脚を立てて広い画を撮ってもらい、私は手持ちで人をねらって撮ることにした。

奥田さんはみんなの飲み物を買ってきてテーブルにおいた。

細やかな心遣いにみんな感激していた。

 

17:00 会場に入れる時間になり、竹田さん(会の代表)、中森さん(会の副代表)、野村さん、石川さん、奥田さん、竹田さんの友人たち、みんなで会場づくりを始めた。

あまり大きな部屋でない。

混雑が予想されたので、なるべく椅子を並べられるようにいらない机を隣の部屋へ移動した。

小笠原厚子さんと娘さんもやってきた。

原子力資料情報室の澤井正子さん、森越弁護士、河合弁護士もやってきた。

嬉しいことに、開催時間が近づくにつれ、続々と人がやってきた。

映画仲間の早川由美子さんも来てくれた。

もう会場は満杯状態だった。

一番奥が早川由美子さん。

 

スイスの放送局、道新などいくつかのメディアが取材にきていた。

中央が代表・竹田とし子さん。左が副代表・中森司さん。

いつものように野村さんが司会を担当。

 

左が司会の野村さん。

 

 

まず、大間原発訴訟の会代表の竹田さんがごあいさつ。

大間原発の建設を止めたい。

次の世代に原発を残したくないという強い思いを語った。

小笠原厚子さん

 

 

次に原告の小笠原厚子さんが、地元・大間で原発に最後まで反対を貫いた母・熊谷あさ子さんのことを話した。

大間の海は宝の海。自分もその意志を引き継いでいくと厚子さんは力強く語った。

河合弘之弁護士

 

 

2月 21st, 2012 | Category: 原発, 新作撮影報告 New ! | Leave a comment

撮影報告 その93 「私を生きる」と経産省前テントひろば

 

渋谷・オーディトリアムにて。土井敏邦監督(左)と記念撮影。

2012年2月3日。

 

 

震災以来、初めての東京。

今回は、この日の夜に行われる大間原発訴訟の会の東京報告会の撮影が主な目的だ。

一坪君も撮影に参加してくれることになった。

奥田さんも彦根から参加することになった。

この日の午前中は、去年の秋、新得空想の森映画祭で出会った土井敏邦監督の「私を生きる」の上映最終日。 土井監督も挨拶のため劇場に来るから、一緒に行こうと函館の野村さんに誘われた。

というわけで、野村さん、石川さん、奥田さん、一坪君と映画館で合流することに。

映画祭では土井さんの「沈黙を破る」を観てスゴイと思った。

そして飲みながら話をしても共感することが多く、とても刺激になった。

映画祭の後、土井さんが「空想の森」を観たいということで、DVDを送った。

そして年末、DVDと共に丁寧なお手紙をいただいた。

その中には「空想の森」の感想が書かれてあった。

この手紙で一年間はシアワセに生きていけるほど嬉しい内容だった。

そして土井さんからの手紙は私の宝物の一つになった。

撮影機材で荷物が多い。しかし土井さんに会えるのだから、朝のラッシュ電車もなんのその。

10:00 東京・渋谷のオーディトリアムにギリギリ間に合う。

一坪君が来ていたので並んで鑑賞。

午前中だというのに、結構たくさんの人が観に来ている。

いい映画だった。

土井さんが魅力を感じた人たちの物語だった。

それが伝わってきた。

上映後、観客の質問に答える土井さん。

 

この映画はジワジワと人に伝わっているそうだ。

上映が延長になったり、次々と劇場上映が決まったり、海外での上映も決まったそうだ。 多くの人に観てもらいたい映画だと私も思う。

上映後、人であふれるロビーで、野村さん、石川さん、奥田さんと合流。みんなそろった。

人の波がひいたところで、土井監督にご挨拶をした。

一坪君と奥田さんを紹介した。

お客さんの入りも、反応もよく、土井さんは嬉しそうだった。

そして、土井さんはまた「空想の森」のことを大絶賛してくれた。

私は褒められることに慣れていないので、こそばゆいような気持ちだった。

土井さんに褒められるのは私にとって本当に嬉しいことなのだ。

興奮気味で劇場を後にした。

お昼を過ぎていたので、センター街の台湾料理の店にてみんなでランチ。

この店は藤本さんに連れてきてもらった店で、以前も一坪君や映画仲間と長時間飲んで食べた店だ。

まずは生ビールで乾杯。 私は一気にテンションが上がって絶好調。

渋谷でこのメンバーでランチするなんてなんて面白いのだろう。

[…]

関西びわこ集会報告

彦根の奥田さんから、びわこ集会の報告が届いたので、掲載させていただきます。

大飯原発3・4号の運転再開を止めよう ! 2月4日 関西びわこ集会&デモに参加して 滋賀県彦根市 奥田 好香 私が、この集会の事を知ったのは、1月25日だった。 関係者の人から会場が、なかなか決まらずPRが遅くなったので、できるだけこの情報を広めてほしいとチラシを受け取った。 事前にそう聞いていたので、来る人がどれだけ少ないのかと思い、出かけてみると会場の琵琶湖湖畔のピアザ淡海の500人位はいれそうなホールは、立ち見が出るほど大盛況だった。 集会の賛同団体は172団体と大勢の人が関わっていた。集会は、オープニング音楽から始まり、親しみやすい雰囲気だった。参加者は、中高年の人が多いように見受けられた。 集会の内容は 〇 主催者・国会議員からのあいさつ 〇 運転再開を巡る状況と運転再開反対の根拠 〇 福井からの訴え 〇 福島からの避難者の訴え 〇 福井と関西各地からのリレートーク 〇 全国各地からの連携アピールとメッセージ紹介 〇 今後の行動提起 〇 集会の決議(案) 集会後デモ 会場のなぎさ公園→関西電力滋賀支店(ヒューマンチェーン)→膳所駅 3時間あまりの集会に盛り沢山の内容だったため、もっとゆっくり聞きたいと思う内容が多かった。 私が、この集会で一番印象に残ったのは、福島県南相馬市から京都に避難されて来ていた井上さんの体験談だった。 彼女の話は、15分と限られた時間の中で、理路整然とした内容で人の心を引き付け、思わず涙が出た。震災当日の事、避難時の事などなど。 井上さんの話の中で「現在は、経済中心の政治がされているが、人の命ほど大事なものはない」「経済は、元へ戻せるが、子どもの健康と命は戻せない」という言葉が印象的だった。 私も政治は「人々が安全で安心して暮らせるためにあるもの」だと思う。しかし、国会では、消費税値上げの話が主で国民不在である。 政治家は、福島で何日間か暮らし、現地の人が自宅や家族、近親者を亡くし悲しみに暮れ、放射能という目に見えない恐怖にさらされている現実を身をもって感じてもらいたい。 後1か月もすると東日本大震災から早1年。今、なお行方不明の方々がおられ、仮設住宅で不自由な暮らしをしている方々の事を思うと自分の無力さが情けなくなる。 また、福井と関西各地からのリレートークの中で、京都の2歳の娘さんと壇上に出ておられたお母さんがいた。知人にメッセージを書いてもらったという白い割烹着を着ておられ、そこには、「いのちをまもりたい」と書かれていたように思う。 今、私の出来る事は、原発の存在を認めてきた大人として、子孫に「安全・安心な暮らしを引き継ぐ事」だと思う。 私が、原発の恐ろしさを知ったのは3.11からである。 それまでは、原発の知識は「地球温暖化防止のクリーンなエネルギー」というテレビでのCMからの情報だけだった。 井上さんも多くの人が原発の恐ろしさについて知らないのは、真実を知らないだけなので、自分は、実際に体験した事実を話していると言われていた。 大飯原発の3.4号機について経済産業省原子力安全・保安院はストレステスト(耐性評価)をし、再稼働させようとしている。 井上さんは「ストレステストをするんだったら自分達のストレステストもしてほしい」そうでないと再稼働は、許せないと。 滋賀県も国内にある原発54基のうち13基の原発と高速増殖炉「もんじゅ」があり、若狭の原発で、福島原発のような事故が起これば、近隣の放射能汚染のみでなく関西の水がめである琵琶湖は、たちまち汚染され、琵琶湖の水を水道水にしている京都・大阪・神戸など1200万人の人々にとっても大変な事になる。 「明日は、わが身」で福島での出来事が、いつ自分達の身に降りかかってくるかも知れない。 唯一救われる道は、地震大国の我が国においては日本の全原発を止める事以外にないと思う。 全国で54基の原発のうち現在51基が停止していても電気は供給され、以前と変わらない暮らしが出来ている今、人の命を危険にさらす原発が本当に必要なのか疑問である。 今、自分の出来る事を精一杯やって行こう。まずは、福島県の井上さんの体験談を聞く会を地元の彦根で計画し、一人でも多くの人に今福島で起こっている現実を知ってもらい今後の在り方を考える機会にしてもらえたらと思っている。 ジャーナリストの東条雅之さんのHPにも、この集会に参加した時の記述があります。 下記をクリックすると見られます。 http://sunamerichannel.jimdo.com/ […]

大間原発訴訟の東京報告会

会場の東京YWCA

 

2月3日(金)。東京YWCAにて大間原発訴訟の報告会がありました。 70人ほどの参加者で会場はいっぱいになりました。

 

一番後ろが早川由美子さん。

ドキュメンタリー映画をつくっている早川由美子監督も参加してくれました。 彼女のブログでその様子が紹介されていますので、ご覧になってください。

私はもう少し東京で、取材・撮影を続けます。 後日、撮影報告を書いてアップします。 早川由美子さんのブログは下記をクリックすると見られます。 http://brianandco.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/jp-dd05.html 大間原発訴訟の会代表の竹田とし子さん。 熊谷あさ子さんの娘の小笠原厚子さん。 原子力資料情報室の澤井正子さん。

大間原発訴訟の弁護団長の河合弘之弁護士。

函館の森越清彦弁護士。 […]

びわこ集会 

福井県の大飯原発3・4号機の運転再開を止めるために琵琶湖で集会があります。そのお知らせです。

日時 2012年2月4日(土)13:30~16:30

場所 ピアザ淡海(おうみ)ピアザホール

主催 大飯原発3・4号機の運転を止めよう!びわこ集会実行委員会

参加費 500円

以下はチラシからの文章です。

全国54基の原発のうち、現在48基が運転を停止し、運転中は残る6基となりました。5月までに全ての原発が運転を停止します。定期検査で停止している原発の運転再開を止めることができれば、春には「脱原発」が現実のものとなります。

しかし、運転再開の動きが強まっています。その先頭が関西電力の大飯原発3・4号機です。早ければ、2~3月の運転再開を狙っています。2月20日に高浜3号が定期検査に入り、これで関電の原発は全て停止。

原子力安全・保安院がストレステスト評価結果→原子力安全委員会がそれを了承→1月にIAEAから助言を受け→地元了解→総理・経産大臣・原発担当相・官房長官の政治判断で運転再開を決定するというシナリオです。

ところが、全国の市長が2011年12月19日に行った政府交渉では、運転再開に歯止めをかけるための重要な手がかりが確認されました。 ◎福島原発事故で津波の前に配管が破断した可能性を否定することはできない。 ◎運転再開については、安全協定が結ばれる地域への理解が必要。

すなわち、(1)津波の前に地震で配管が破断した可能性が強まっているのですから、この実態解明が先です。

(2)滋賀県は関電等と安全協定締結を求めて協議を開始しました。運転再開に関する事前了解を含む「立地並み」の安全協定締結を求めています。

また、おおい町の隣に小浜市や市議会も、「立地並み」の安全協定に改定するよう求めています。

このように、運転再開に関する「地元了解」は、これまでのおおい町と福井県のみならず、事実上、周辺自治体にまで広がってきているのです。

さらに、2011年12月8日に国会に設置された事故調査委員会は、6月を目途に報告書を作成します。福島原発事故の調査・検証はこれからです。国会の事故調査委員会の議論と結論を重視するべきです。

これらのことを広く訴え、自治体への要請なども含めて、運転再開を止める世論を大きくしていきましょう。大飯原発3・4号の運転再開を止めれば、それに続く全国の原発の再稼働を止める大きな力になります。

若狭の原発で第事故がおこれば、関西1200万人の水がめである琵琶湖はすぐに汚染され、関西一円に甚大な被害をもたらします。

2月4日「びわこ集会」に集まり、運転再開反対の声をあげましょう。

 

集会実行委員会の連絡団体 暮らしを考える会 077-586-0623 グリーン・アクション 075-701-7223 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会) 06-6367-6680