撮影報告その17の続きです。
2011年6月28日。能登川コミュニティーセンターにて上映会。
奥田さんと能登川に向かう。
今日も暑い日だ。
上映会場に着くとすでに準備が始まっていた。
元気のいい女性たちに男性が二人ほどまじっていた。
私は係りの人と、画と音の調整にかかったた。
画の方はすぐに調整できたが音が具合悪かった。
これ以上どうにも調整できないと言う。
係りの人が「もう一台スピーカーとアンプがあるわ。」と言った。
開演まであと10分だったが、それに代えてやってみることにした。
意外と早くセッティングできた。
音は断然良かった。
ああーよかったと胸をなでおろす。
現場で実際やってみないとわからないことが色々ある。
事前に最大限やっているのだが、できない時もある。
いつも画と音の調整はドキドキする。
主催の北川陽子さんの挨拶で上映会が始まった。
平日の夕方という時間にもかかわらず、50人弱の方々が見に来てくれた。
滋賀大学の中塚さんの顔も見えた。
私も後ろから一緒に映画を見た。静かに集中して観ているようだった。
途中、冷房がきついなと思ったら、北川さんが冷房を切りに席を立っていた。
上映後、北川さんの司会で私が少し話をした。
それから北川さんは前の人から一人づつ感想や質問をどうぞとマイクを回した。
お客さん全員にマイクをまわすというのは初めてのことで、私はどうなることかと思った。
が、意外や意外みんな順番に感想や質問を述べてくれた。
私も嬉しくなって途中で話をはさんだり。
時間の関係で全員にはマイクは回らなかったが、こういうのもいいものだなあと思った。
後で書いてもらった感想の中でも、他の人の感想が聞けてよかったというものがあった。
確かに私は後でみんなの感想を読めるが、その場にいた人たちは他の人の感想はわからないからなあ。
第2部の交流会の会場・子民家「etokoro」の入口。
会場を片づけて交流会へ。
近いのでみんなで歩いて移動。
夕暮れ時、昔のたたずまいの残るいい雰囲気の街並みだ。
これを残していきたいという北川さんたちの気持ちがよくわかる。
中に入ると、台所では食事の支度におおわらわ。
参加者の人たちもたくさん集まってきた。
煙突屋さんの堤忍さんの進行で晴れやかファームの毛利さんと私のトーク。
私は新しく始めた撮影のことや大間原発のことを話す。
そして署名も協力してもらった。
晴れやかファームの毛利有宏さん。
今晩の料理は晴れやかファームの野菜を使った料理、地元のワインや酒、共働学舎のチーズなど。
様々な人たちが集まった。
左から北川陽子さん、中藤容子さん。ヨウコという名前の人は元気のいい人が多い。
中藤さんは琵琶湖博物館の学芸員をやっている。
滋賀会館シネマホールで「空想の森」を上映した時にも3歳の娘さんと見に来てくれたが、娘が途中でむずがり、半分くらいしか見られなかったそうだ。
今回最後まで見られてとてもよかったと私に話してくれた。
素晴らしい晩だった。様々な人たちが集い、地元のうまい野菜と酒を食しながら語り合う。
こんな豊かで贅沢なことはない。
これで放射能がなかったらなあとしみじみ思った。
滋賀会館の上映会の時に出会った郵便局員のユッキーに再会。
大津友の会の上映会の時に取材してくれた辻村ことみさんの旦那さんの辻村耕司さん、ファブリカ村の改装を手がけた安土建築工房の西澤社長にもお会いできた。
北川さんは地元・能登川で、ここから近江の文化を発信していこうと奮闘している。
そしてどんどん能登川に人が引き寄せられている。
そして人と人をつなげていっている。滋賀県はすごい。
興奮さめやらないまま奥田さんと彦根へと帰った。
立っているのが北川さんのお母さん。
2011年6月29日。
滋賀大学経済学部へ。
先日編集させてもらった映像の修正をする。
お昼は中野さんと一緒に学食に食べに行く。
久しぶりに人でごった返した学食の雰囲気を味わう。
食後、大学内のカフェへ。
本格的なコーヒーが飲めるオシャレなカフェだった。
私はバニラアイスにエスプレッソをかけたデザートを食べる。
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