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信級日記 vol.13

令和元年 6月26日

20:30過ぎ。無事、信級に到着。

植野一家、ちょうど田んぼに蛍を見に行って帰ってきたところ。

自分の田んぼで蛍が見られるなんて、いいなあ。

夜遅くまで植野くんと話す。

令和元年 6月27日

ゆっくり起床。

今回はキャビンの滞在。

まだ少し猫のオシッコ臭があるが、なんとか大丈夫だった。

昨夜は二人で結構飲んでいたようだった。

植野くんはあまり記憶がないらしい。

山と田んぼ、空。キャビンからの眺めは最高だ。

ああ、信級に来たなあ、と思う。

一応撮影機材を車に積んで、メイン通りを走る。

かたつむり食堂はお休みの日だったが、

食堂の隣で石坂さんが黙々と一人、丸太を組んでいた。

かたつむりの風呂をつくるそうだ。

ほんと、一人でなんでもできちゃうんだなー。

愛犬シェーンも元気だ。

植野くんのお隣の西川貴子さんが私が信級滞在中の7月4日に

信州新町で「空想の森」の上映会をやってくれることになった。

映画をとても気に入ってくれて、みんなに見てもらいたいと企画してくれた。

西川さんにとって初めての上映会の主催。

やろうと思ってくれたことがとても嬉しい。

午後から西川さんと一緒に機材をチェックをしに信州新町へ行くことになった。

信級から信州新町へ行く時、私はいつも下界に降りる感覚になる。

なんだか空気が違う感じがする。

西川さんは信級に移住してきて5年くらい。

「風のたより」を見てくれたことがきっかけで、「空想に森」の試写を見てとても気に入ってくれた。この映画がとてもいい!と熱をこめて語ってくれる。

私はとても嬉しいのだが、なんだか恥ずかしいような感じもする。

スピーカーとアンプは植野くんから借り、

プロジェクター、 DVDプレヤー、スクリーンは役場から借りる手配をしてくれていた。

役場に着くと、職員の方が一通り機材を繋いでくれて、画と音のチェックをした。

音もきちんと出て、まずは一安心。

あとは当日、会場でセッティングをするだけだ。

信級に帰って夕食前に、イサ、カナとサッカーをする。

子どもたちはほんと、エネルギーに満ちあふれている。

賑やかな夕食。

肉じゃが、油揚げとブロッコリーの炒め物、糠漬け、玄米、あさりの味噌汁。

美味しかった。

子どもたちの一番のご馳走は何と言っても白米。

玄米だとがっかりする。

白米だとものすごい喜ぶ。特にカナが。

米農家の子どもでよかったねー。

信級の写真集を見ながら、植野くんとつらつらと話す。

昨年、区長さんや何人かの信級の方が亡くなった。

写真集に出ている方々が一人、また一人と亡くなってゆく。

早く撮影を進めていかなくてはいけないと思ってしまう。

が、いやいや、焦らず、今を大事に一つ一つ撮っていこうと思い直す。

明日は岩下(植野くんたちが住むエリア)の草刈りがあるとかおりさん。

主に女性陣がメインでこの時期になるとやるそうだ。

今まで子育てが大変なかおりさんは免除されてきたが、子どもらも大きくなって今年初参加するとのこと。

せっかくだから、撮影させてもらおう!

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