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風のたより その49 知らなかったこと

 

岐阜県土岐市に「核融合科学研究所」があります。

私はこの施設の存在を知りませんでした。

この研究所が計画する重水素実験について、このHPを通して岐阜の方からメールをいただきました。

 

以下、資料からの抜粋です。

実験は、重水素を使って1億2000万度の超高温のガス(プラズマ)を作ることが目標。

太陽で起きている核融合反応を、炉の中で実現する核融合発電に向けた基礎研究として行う。

土岐、多治見、瑞浪の地元3市は、今年度中に実験開始に同意する方向で動いている。

 

1998年から核融合発電の実用化を目指して「大型ヘリカル装置」を運用する同研究所は、

研究の進展に欠かせないとして、放射性物質のトリチウム発生をともなう重水素実験を始めるため、

地元3市と3月末までに協定を結ぶ方針を示している。

一方、反対住民は約2万人の署名を古川市長に提出する準備を進めている。

 

以下、毎日新聞から抜粋

02年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さん(86)が反対する見解を記した手紙を、

隣接する同県多治見市の古川雅典市長に送付していたことが28日、分かった。

「多治見を放射能から守ろう!市民の会」の井上敏夫代表(63)の依頼を受けて送ったという。

手紙には「現在使われている核分裂の発電施設から発生する中性子の10倍も高いエネルギーの中性子が出ることを防ぐ方法が全くない」

などと記され、小柴さんは毎日新聞の取材に「現状での実験は時期尚早」と話した。

 

 

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