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信級日記 令和2年秋 vol.48

 

 

2020年10月11日

朝のコーヒーが美味しい信級です。

寒くなってきたので、浅野さんから電気ストーブを借りてくる。

10:00  関口家へ。やす栄さんとヒロコさんと居間でお茶をいただきながらおしゃべり。

チカオさんは長者へ野沢菜をとりに行ったとのこと。しばらくしたら軽トラの荷台に

長者の大きな野沢菜と大きなキノコを乗っけて帰ってきた。

今回、去年撮影したのもを荒く編集し、DVDに落として持ってきた。

やす栄さんにDVDプレーヤーを用意してもらって、みんなで見ることにした。

「こんな汚いところを撮られたくない。」と

ヒロコさんは撮影されることが嫌なので、撮ったものを見てもらって撮影に抵抗が少なくなればいいなあという気持ちもあった。

映像を見ながら、「へーこんな風にしてるんだ〜。」とか

「もっとこうすればいいのに」など、

いろんなことを話しながら、結構面白く見てもらえた。

ヒロコさんとやす栄さんは明日、藍染のやり方をカナタの加藤さんたちに教えることになっている。

その準備で、昔、ヒロコさんが藍で染めたエプロンや暖簾などを出してきて

私に見せてくれた。

エプロンは、もう30年来つかっている愛着のあるもので、なんとも味がある。

時々、藍染などの手仕事を地域の人に教えに行く時に使うそうで、

わさびの葉、羊、犀川、この地域を代表するものをエプロンの表に自分で描いたものだった。

日々の農作業で忙しい中でも、仲間と集まっていろんな手仕事をしていたんだなあ。

なんて豊かなんだろう、とまた改めて感じた。

 

この日はヒロコさんが撮影をおっけいしてくれたので、キャメラを回した。

そのエプロンをつけながら、ヒロコブレンドティーの葉のブレンドをした。

このヒロコさんのお茶、関口家に行くといつも飲ませてくれる。

これがなんとも美味しいのだ。

毎日、自分の庭などでとったハーブの葉(乾燥したもの)、玉ねぎの一番外側の茶色い皮、煎った玄米など5〜7種類くらいのものをブレンドする。

それを大きなヤカンに入れて煮出す。少なくなったら水を足しながら一日中飲むのが関口家流。

ヒロコさん、いい感じで話してくれて、とっても嬉しかった。

関口家の縁側から、イウラちゃんがベビーカーに一花ちゃんを乗せて

橋の上を歩いているのが見えた。

本当に毎日宮之脇から散歩しているんだなあ。

「いっかちゃーん」と私が叫ぶと、クルッと方向を変えて関口家にやってきた。

 

 

 

いうらちゃん親子も一緒に、またお茶のみ第二弾が始まった。

赤ちゃんがいるとなんとも和む。

そして私が撮影している時、いうらちゃんがお茶のことなどヒロコさんに質問したりして

それもいい感じだった。

夕方、かたつむり食堂へ。

今日はヒロコさんの話を聞けて、初めてちゃんと撮影できて嬉しくてビール2杯飲んだ。

純子さんが香だけという美味しいキノコを天ぷらにしてくれた。

やす栄さんもやってきた。

石坂さんと三人で、食堂の残りものをつまみながらおしゃべり。

やす栄さんとは同世代。話も弾む。

1日ひとつ、いい撮影ができたらこんなシアワセなことはない。

この夜、イナバの家のお風呂にお湯をためて初めて入った。

なかなか気持ちが良かった。

今日も濃く良き一日だった。

 

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