お隣の大橋さんが、自家製のぶどうジュースを届けてくれた。
「今うちのぶどうが見事だから見においで」と。
大橋さんは言った。
よく晴れた日曜の朝、車で5分ほどの畑を見に行った。
見事なぶどう畑だった。
よく手入れされている畑。
こんなにすごいとは。
びっくりした。
これを夫婦二人でやってるなんて・・・
大橋さんご夫妻は、この御影で生まれ育った生粋の御影の人。
私はここに越して来てから大変お世話になっている。
この土地で長年養鶏を営んでいて
美味しい卵をつくっていた。
寄る年波で養鶏をやめ、現在はその跡地で鶏糞の発酵肥料を作っている。
その堆肥を使ってぶどうを栽培し、そのぶどうがうまい!と評判を呼んでいるのだ。
「つまんでけ」と大橋さん。
ワイン用のぶどうだが、甘みと酸味が絶妙のバランスで美味しい。
畑で食べるこの醍醐味。
次から次へお客さんがやってくる。
夫婦二人で手分けしてマンツーマンで接客。
お客さんにはつまみながら、好きなぶどうを摘んでもらう。
大橋さんの仕事小屋。
いろんな道具が並び、至る所に工夫がされている。
私はこういうのを見るのがとても好き。
ワクワクする。
ここで来る日も来る日も、大橋さんは働いているのだなあ。
大橋さん、いつもありがとうございます。
今度ゆっくり飲みましょうね。
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