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「風のたより」関東ツアー 番外編 その3ー3

五月女大介さんと尚子さんは益子から車で40分ほど離れた茂木町に暮らしています。

小高い場所にあり、竹林が隣接。

眺めも良くとてもいいところにありました。

空き家バンクという制度を利用して家を借りたそうです。

この辺りも、たくさん空き家があるそうです。

家賃は格安。

中のリフォームは自由にできるということ。

五月女家もリフォーム真っ最中でした。

ミキさんとオトちゃん、戸崎夫妻も今日は一緒に過ごします。

「風のたより」関東ツアー 番外編 その3ー2

朝起きると、ありちゃんが外でコーヒーをおとしていました。

昨晩は真っ暗で何も見えなかったので、あたりを一周してみました。

この屋根の下に私たちが寝ていた部屋があります。

おはようございます。

高いところにあるんです。

益子の町は下の方です。

売店があったので、のぞいてみました。

さあ、ありちゃんの愛車に乗り込み、出発です!

今日は茂木町の五月女大介・尚子夫妻のお宅へお邪魔します。

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「風のたより」関東ツアー 番外編 その3ー1

2017年7月1日。

長い一日が終わりました。

たくさんの出会いがあり、

時間の許す限り語り合いました。

この日は尚子さんが紹介してくれた宿に、

ありちゃん、富士夫さん、東京から来たあずあず、私の4人でお世話になりました。

宿へ向かう頃は、辺りはもう真っ暗。

周りがよく見えませんでした。

登り窯を宿に改装した宿でした。

私たちが宿泊する建物に隣接して、登り窯がありました。

と言っても、私たちの泊まる建物も登り窯だったのですが。

明かりがついていたのでのぞいてみると、

なんとまだ仕事をしていました。

なんでも明日までに作らなければいけないものがあるとのこと。

正面の廊下の右側と正面が部屋。左側はトイレとお風呂。

ドミトリーの部屋なのですが、

なんと、一人一部屋使わせていただきました。

一度チェックインして、再び晩御飯を食べに出かけました。

左から、あずあず、私、富士夫さん、ありちゃん

益子の町は夜は早いので、遅くまでやっている食べ物屋さんは少ないです。

宿の方に教えていただいたこのお店は、とっても賑わっていました。

地元の食材を使っていて、おいしかったです。

ありこと富士夫コンビでのツアーも今日で終わり。

どこの上映会も最高でした。

感動の連続でした。

道中、車の中で、寝もしないで、ワクワク、ドキドキ、

いつも3人で盛り上がっていました。

なんだかとてもさみしくなってしまいました。

でも、今までのツアーで、次につながる芽も少なからずありました。

実り多き旅でした。

本当にこのツアーに関わった方々に感謝したいと思います。

ありがとうございました。

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「風のたより」関東ツアー その4 ヒジノワ その5

2017年7月1日。

益子・ヒジノワでの「風のたより」1回目の上映に、少し遅れて会場に入った女性がいました。

上映後、その彼女は私に話しかけてきてくれました。

「とってもよかったです。笑って泣いて、3時間があっという間でした!!

私が暮らすいわき市で上映会をやりたいです。いわきの人に見てもらいたいんです。」と。

「えー、ほんとですかー!!」

この時、私は心底嬉しかったです。

「周りの人がどういう受け取り方をするか、全くわかりませんが、やってみたいんです。」

と彼女。

もちろん、私は全力で協力します。

そして翌日、「風のたより」をみた感想をメールで届けてくださいました。

以下、彼女の感想を掲載させていただきます。

掲載は了承済みです。

(*文の中で、大間原発の再稼働とありますが、正しくは工事再開です。大間原発はまだ完成していません。)

 

田代 陽子さま

こんにちは。

昨日のヒジノワでの上映会、ありがとうございました。

「風のたより」の映画の感想をお送りいたします。

少し長くなりますが、読んでいただけたら幸いです。

この映画を知ったきっかけは、益子の隣町の茂木で6月に開催されたマルシェへ出店した時、

隣のブースに出店していた五月女尚子さんの店先に貼ってあったチラシを見たことでした。

チラシには、ラムヤートさんのことが書いてあり、

以前、友人から聞いて関心があったので観たいと思いました。

初めから上映時間が長いので、、、と聞いていましたが、

実際は、あれ?もう終わり?といった感じでした。

観ながら笑ったり、微笑んだり、そんな家族の当たり前の日常やこれが幸せなんだよなと思えるシーンにあふれていました。

その反面、青森大間の漁師一家の大間原発再稼働への恐怖や不安の映像は、

私の住むいわき市沿岸部と重なり、涙が出ました。

原発への不安や恐怖、家族がバラバラになる寂しさ、私にはよくわかります。

大間のお父さんが、再稼働したら孫は、出す。といった言葉にも涙が出ました。

原発講演会のシーンで、福島の病院の避難したまんまの映像を見て、

家族が「こんなだったんだ」とつぶやくシーンにも涙。

福島のことは、やはりあまり知られていないのだなと。

封じ込めていたいろんな感情が一気にこみ上げました。

いい映画でした。

心に温かな余韻と優しい光を与えてくれた映画でした。

憎しみや怒りばかりでは、何も変わらないです。

監督のメッセージにも深く共感を覚えました。

私は9年間、益子に住んでいました。

震災前から思っていたことですが、人の生活の基本は、土の上だと感じます。

自然の恩恵を受けて生きてきた私たちは、今そこへの感謝や原点を忘れているような気がするのです。

福島県いわき市に住んでいるため、原発事故が起きた13日に家族みんなで益子の友人宅に避難しました。

益子へ避難できるだけのガソリンを残しておいて本当によかったです。

その避難道で、私は痛切に感じました。

水道、ガス、電気、ガソリンなどライフラインが断たれると、私たちは生きていけない。?

なんかそれっておかしくない?

便利すぎるんじゃないか?

お金とかかかりすぎじゃないか?

やっぱり無理があるんだと。

もっと小さなコミュニティで、お金も最小限で生活できないものなのか?

そこからの生活には、本来の幸せや生きてるリアリティが得られるのではないか?

そして、いつかそんな生活をしたい。と思ったのです。それが、自然なのではないかと。

この映画を観るきっかけにも付け加えると、

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「風のたより」関東ツアー その4 ヒジノワ その4

益子で「つづり」というお店をやっているレミさんと。

福島ガールス

2回目の上映の前半が終わったところ。

 

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