チーズ工房千senの柴田千代さんは、この二日間の上映会の間、
様々な人たちを私に引き合わせてくれた。
大多喜町は竹林が多い。
その竹を使ってヘラなどをつくっているおじいちゃん。
千代さんはチーズ作りで使うヘラを特注してこのおじいちゃんにつくってもらっているそうだ。
大多喜のお土産にと、千代ちゃんはヘラを私にプレゼントしてくれた。
発酵和食の店、蔵精。
千代さんがここで晩御飯をご馳走してくれた。
チーズ工房千senのチーズも使っている。
素敵なご夫婦がつくる美味しい発酵料理。
大多喜町に行ったらまたここで食べたい。
大多喜にはこんなところもあります。
古民家を改装したセンスのいいお蕎麦屋さんに連れて行ってくれた。
ここもチーズ工房千senのチーズを使ったお料理を出している。
お蕎麦もとても美味しかった。
ここもまた食べに来たいお店。
古民家ゲストハウス・わとや。
なんとも気持ちのいいところだった。
今建築中の新しい部屋。
絶景の部屋だ。
ここに泊まりたい。
まことの里。
ここで上映会をやろうという話になったので、
早速千代さんと下見に行って来ました。
千代さんは、自分の大切な人たちを紹介して私に繋いでくれた。
思えば12年前、「空想の森」の製作中、必死になって撮影をしていた頃、
千代さんもまた、新得共働学舎のチーズ工房で修行をしていたのだった。
その時私は、学舎を撮らせてもらうに当たって、
キャメラをすぐには回さなかった。
まず学舎で仕事を一緒にさせてもらった。
畑、チーズ工房、朝の朝食作りなど、みんなと一緒にやらせてもらった。
そして徐々にキャメラを回し始めた。
初めの頃、インタビューもさせてもらった。
千代さんにも話を聞かせてもらった。
その時に千代さんが語っていた将来の夢を私は憶えていた。
それが、今まさに実現していた。
その間の千代さんの12年の時を思うと、なんだかとても感慨深く、
千代ちゃん、本当にやったね!と思った。
私も映画を2本、完成させて、
独立した千代ちゃんのフィールドで上映してもらえる日が来るなんて本当に嬉しかった。
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