かご。
すごく好きなんです。
これは山形県の鶴岡で偶然見つけたお店で買ってきたもの。
田植えの時に苗を入れるかごとのこと。
これを抱えながら田植えをしていたのか・・・
私は食べ物入れにしている。
これは楊行李の小さいもの。
その時々で色々使える。
これは食器の洗いかご。
気に入って使っていた。
常に洗った食器をふせているのでかごの乾く暇がない。
時々干していてもどうしても下の部分が黒くかびなどはえてきて具合が悪い。
それで今は野菜入れとして使っている。
鶴岡のそのお店では、このようなかごが工芸品としてではなく、
日用品として売られていた。
その店にすっかり長居してコーヒーまでいただいていた私は、店主の方から色々なお話をうかがった。
「使う人がとても少なくなっているから、作る人も増えず、
工芸品になってしまい、値段が跳ね上がってしまう。
それを工芸品でなく日用品として売るために、
仕事をしているようなもんです。」
と店主は言った。
なるほど、このお店は日常の道具を売っているだけでなく、内装業など何でもやっている。
「あと10年もしたら、このようなかごをつくる人がいなくなりますよ。」
何とも残念である。
このようなかごを日常で使う生活をしていきたい。
秘密保護法案が成立したという新聞を読みながらそう思った。
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