2013年10月27日
お昼過ぎ、仁山を出発。
南茅部に向かう。
大沼付近
川汲の浜
上映会場の川汲会館
13:30 会場に到着。
南茅部漁協と教育委員会の方々が会場をつくってくれていた。
両サイドに大きな窓、天井にも採光の窓がついて非常に明るい。
遮光していない状態だった。
会場セッティングをしてくれたスタッフのみなさん
すぐに遮光するようにお願いした。
暗幕が少ししかなく、窓を全て覆えなかった。
紅白幕があるとのこと。
ないよりましなのでその幕もつけてもらう。
天井は段ボールを持ってきてもらい、でできる限り遮光してもらう。
全て遮光できなかったが、最大限やったのでこれでよしとした。
スクリーンは小さかった。
4:3になっているのに、画面がなぜか縦長になってしまうがどうやっても直らず。
そのままでいくことにした。
スピーカーの音はかなり良く、細部の音も聞こえた。
これは嬉しかった。
画をカバーできる。
ボリュームを上げに上げた。
漁師の人たち、その奥さんたちなど、30人ほどの人たちが集まってくれた。
15:00 上映会スタート。
主催したこんぶ土居三代目・土居成吉さんが挨拶。
「今回で南茅部に来ることは最後になります。」
と土居さんは言った。
若い人にこんぶ漁師になってもらいたい。
そして楽しく豊かに暮らしてほしいと願っている。
だから「空想の森」を漁師さんたちに見て欲しかったと。
この映画に登場している山田聡美さんが二人の娘を連れて見に来てくれた。
私も後ろの方でいっしょに映画を観た。
宮下さん夫婦のやりとりに、奥さんたちがケラケラと笑う。
会場がが柔らかい空気になる。
いい雰囲気で私はとても嬉しくなった。
2時間9分。
みんな最後まで集中して観てくれていた。
上映後、聡美さんたちといっしょに浜のお母さんたちと交流会。
浜のお母さん方は、農家の暮らしを聡美さんに聞いていた。
そして、
「いやー、農業って大変なんですねー。漁師の方がずっと楽だわー。」
あまり馴染みのない浜の暮らしも聞いたりして楽しい時間だった。
土居さんご夫妻も改めてスクリーンで見て、
「テレビで見るのと全く違いました。」
と。
「音がとてもよかったです。」
と土居さんは喜んでいた。
昆布出汁の文化を守り引き継いでいくこと。
そのために、いい昆布をつくってもらいたい。
それを担う漁師さんたちが豊かに楽しく暮らしてほしい。
三十数年前からそのために行動し、努力をしてきた土居さん。
三代目の最後の仕上げとしての「空想の森」上映会。
いい上映会になって私は嬉しかった。
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