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風のたより その50 めずらしいお客さん

 

のらくろ編集室の庭にめずらしい鳥がやってきた。

首の朱色が美しい。

数羽で来ていて、庭の木に止まって、残り少なくなった実をついばんだりしていた。

 

ネットで調べたら、「ウソ」という鳥らしい。

外にいたテツはじっと見入っていた。

その距離2メートル。

 

そのうちの一羽が突然、ガラス越しに見ていた私の方に突進してきた。

ガンッとガラス窓にぶち当たり、そのままみんなどこかに飛んで行ってしまった。

テツも私もびっくりした。

 

風のたより その49 知らなかったこと

 

岐阜県土岐市に「核融合科学研究所」があります。

私はこの施設の存在を知りませんでした。

この研究所が計画する重水素実験について、このHPを通して岐阜の方からメールをいただきました。

 

以下、資料からの抜粋です。

実験は、重水素を使って1億2000万度の超高温のガス(プラズマ)を作ることが目標。

太陽で起きている核融合反応を、炉の中で実現する核融合発電に向けた基礎研究として行う。

土岐、多治見、瑞浪の地元3市は、今年度中に実験開始に同意する方向で動いている。

 

1998年から核融合発電の実用化を目指して「大型ヘリカル装置」を運用する同研究所は、

研究の進展に欠かせないとして、放射性物質のトリチウム発生をともなう重水素実験を始めるため、

地元3市と3月末までに協定を結ぶ方針を示している。

一方、反対住民は約2万人の署名を古川市長に提出する準備を進めている。

 

以下、毎日新聞から抜粋

02年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さん(86)が反対する見解を記した手紙を、

隣接する同県多治見市の古川雅典市長に送付していたことが28日、分かった。

「多治見を放射能から守ろう!市民の会」の井上敏夫代表(63)の依頼を受けて送ったという。

手紙には「現在使われている核分裂の発電施設から発生する中性子の10倍も高いエネルギーの中性子が出ることを防ぐ方法が全くない」

などと記され、小柴さんは毎日新聞の取材に「現状での実験は時期尚早」と話した。

 

 

風のたより その48 春の気配の中で

春の気配を感じるようになりました。

3.11から丸二年になろうとしています。

昨年10月1日から大間原発の工事が再開されました。

そして年末の選挙で政権が変わりました。

私は日々ひたすらに今まで撮った映像を見て、荒い編集をしています。

登場する人たちの発するエネルギーに勇気づけられ、元気をいただいています。

一人ひとりの発するエネルギーが私たちの世界をつくっているんだと改めて思わされます。

 

出てくる人たちに無性に会いたくなってしまいます。

 

3月15日、函館地裁で9回目の大間原発の裁判があります。

私も撮影に行きます。