岐阜県土岐市に「核融合科学研究所」があります。
私はこの施設の存在を知りませんでした。
この研究所が計画する重水素実験について、このHPを通して岐阜の方からメールをいただきました。
以下、資料からの抜粋です。
実験は、重水素を使って1億2000万度の超高温のガス(プラズマ)を作ることが目標。
太陽で起きている核融合反応を、炉の中で実現する核融合発電に向けた基礎研究として行う。
土岐、多治見、瑞浪の地元3市は、今年度中に実験開始に同意する方向で動いている。
1998年から核融合発電の実用化を目指して「大型ヘリカル装置」を運用する同研究所は、
研究の進展に欠かせないとして、放射性物質のトリチウム発生をともなう重水素実験を始めるため、
地元3市と3月末までに協定を結ぶ方針を示している。
一方、反対住民は約2万人の署名を古川市長に提出する準備を進めている。
以下、毎日新聞から抜粋
02年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さん(86)が反対する見解を記した手紙を、
隣接する同県多治見市の古川雅典市長に送付していたことが28日、分かった。
「多治見を放射能から守ろう!市民の会」の井上敏夫代表(63)の依頼を受けて送ったという。
手紙には「現在使われている核分裂の発電施設から発生する中性子の10倍も高いエネルギーの中性子が出ることを防ぐ方法が全くない」
などと記され、小柴さんは毎日新聞の取材に「現状での実験は時期尚早」と話した。
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