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撮影報告 その174 第8回大間原発訴訟口頭弁論

函館地方裁判所

2012年12月27日。

昨日まで雪が降り、荒れた天気だった。

今年の函館は雪が多い。

裁判でいつも顔を合わせる人たちとまずはこの天気の話。

 

弁護士会館にて

 

いつもより若干裁判を傍聴しに来た人は少なめだったが、年末押し迫る日として考えたらすごいことだ。

上澤さん

 

原子力資料情報室の澤井さん、上澤さんも来ていた。

竹田さん

訴訟の会代表の竹田さんは、大間原発をみんなの力で止めましょうと訴える。

 

今回私は傍聴の抽選に初めて当たった。

 

今回の陳述は加藤敬人さんと牧野美登里さん。

加藤敬人さん

加藤さんはアイヌ民族の立場から大間原発に対しての意見を述べた。

 

牧野美登里さん

牧野さんは横浜の人。

昨年の大間原発東京報告会に参加したことで原告になった。

チェルノブイリのことにも関心を持ち、様々な活動をしている人でもある。

大間原発も他人ごとではないと陳述をした。

石川さんも取材。

弁護士のプレゼンテーションは3本。

現行安全指針類問題についてを 青木秀樹弁護士。

大間北方沖活断層についてを上条辰徳弁護士 。

震源特定をしない策定地震動についてを 内山成樹弁護士。

 

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撮影報告 その173 函館へ

2012年12月25日。

十勝はここ最近しばれる日が続いていた。

函館へ向かう。

第8回大間原発訴訟の裁判が27日に函館地裁で行われる。

今年最後の裁判だ。

12月16日の衆議院の選挙結果に私はガックリしていた。

原発を推進してきた自民党が多くの議席を獲得したこと。

投票率の低さ。

1票の重みが違憲状態のままの選挙、死に票が多い民意の反映に問題のある選挙制度だとしても、

あんまりじゃないかと。

史上最悪の原発事故が福島で起きて、まだ2年もたってない。

それにしても、長い間反原発運動をやってきた人たちは、私なんぞが言うのもおこがましいが、

何度も何度もこういう思いをしながら続けてきたのだろうと思った。

 

現在建設中の大間原発を止めるか止められないか、これは増々大事なことになってくるなあと改めて思う。

 

チーズを買いに山田農場に寄る。

道南の方が十勝より気温も高く雪も少ない。ユウサク、コウサク、ハルサクの山田3兄弟と近所のヨキくんが遊んでいた。

「写真撮らないの?」

とコウちゃん。

「じゃあ、撮ろうか。」

と私。

 

あゆみちゃんと選挙の話をひとしきり。

あゆみちゃんたちが立ち上げた大沼・こども未来舎で、来年1月28日に置戸町で長年栄養士をしていた佐々木十美さんの講演会を開催するそうだ。

子育てと農場の仕事が忙しい中、ひとつひとつ丁寧にやっている姿に感動する。

(佐々木十美さんの講演会の詳細は山田農場のブログで http://yamadanoujou.blog.fc2.com/)

 

そして私はチーズを買って函館の野村家に向かう。

途中、前が見えないほどの猛吹雪になる。

 

野村家のシュワちゃん。

この夜は野村さんと久しぶりに色々話をしたが、活断層について今までわからなかったことがわかってとてもよかった。

私がおやつに持ち歩いている煮干しをシュワちゃんがみつけて袋を破り、カリカリとかじっていた。

その煮干しの袋はシュワちゃんにあげることに。

シュワちゃんのクリスマスプレゼントになってよかった。

 

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撮影報告 その172 彦根から敦賀

2012年12月10日。

日本海の天候は荒れていた。

彦根もボタボタとした雪が降る。

「初雪でこんなに降るのは初めて。」

と奥田さん。

午前中にフェリー会社から電話があった。

11日1:00AM敦賀発苫小牧行の船は大幅に遅れることになり、5:00AM敦賀港に集合という知らせだった。

敦賀の太田さんに電話をして今晩泊まらせてもらうことにした。

荷造りをして、車に積み込む。

そして奥田さんといっしょに護国神社の「朴」さんへお昼ご飯を食べに行く。

今回3度目。

ランチがほんとおいしいのだ。

ご飯のセットとパンのセットがあってそれぞれ捨てがたい。

ゆっくりと味わう。

今回も奥田さんにはお世話になった。

滞在期間はいつものことながら、自分の家以上にリラックスさせていただいた。

鳩間ファミリーのライブは本当に楽しく素晴らしかった。

奥田さんがやりたいことをやり、それに共鳴する人たちといっしょにモノゴトをする姿に刺激を受けた今回の彦根滞在だった。

中塚さんとカニ鍋をした夜。

 

人がイキイキとしている姿は、それだけで周りを明るくしてくれる。

洗濯ものを干す奥田さん。 今年から家庭菜園も始めた。

「春からは、お母さん支援に力を入れてやっていきます。」

と奥田さんは言った。

そして奥田あんとハグをして別れ、私は敦賀に向かった。

彦根は雪がけっこう降っていて、高速に乗るまでに時間がかかった。

冬タイヤに替えていない車が、スリップして動けなくなっていたためだった。

高速に乗り、敦賀に近づくにつれ、雪もやみ天気も良くなってきた。

 

夕方、太田さんの家に到着。

くず子さんの写真をプリントしてあげたのを太田さんはとても喜んでくれた。

太田さんは自分の写真は嫌いだけど、くず子さんの写真は嬉しいのだ。

 

太田さんは今取り組んでいる写真集『欧亜国際船の着いた港』の校正でしんどい日々が続いていた。

春くらいに、出版予定とのこと。

不思議な縁で、太田さんはこの写真集をつくることになった。

何より、敦賀を愛した母・げんさんにこの写真集をささげたいという太田さんの思いがその原動力なのだろうと感じた。

そして太田さん自身も自分が生まれて育ち、今も暮らす敦賀を愛してやまないからだ。

「敦賀と運命を共にする。」

と言った言葉が忘れられない。

 

夜ごはんは、八新へ。

二人で10分ほど雪道を歩いていく。

星がきれいだった。

太田さんは杖をもち、しっかりと歩く。

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撮影報告 その171 近江舞子

 

2012年12月6日。

以前から敦賀の太田さんに、会いに行きなさいと言われていた人がいた。

今回、奥田さんといっしょに近江舞子の松岡由香子さんに会いに行くことにした。

 

松岡さんは牧師さんでもあり、京都の大学で宗教を教えている先生。

お宅は琵琶湖の眺めのいい素敵なところだった。

 

 

おいしいお茶やお菓子をいただきながら、原発の話、そして「空想の森」の話や、今撮っている映画の話もした。

茶室。

松岡さんはお茶もやっていて、茶室もあった。

小さなお庭もあって、とても素敵な茶室だった。

離れの家

 

離れの家もあり、いつでも泊まりに来てくださいと言ってくれた。

 

彦根から対岸の近江舞子まで約2時間、天気もよくいいドライブだった。

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撮影報告 その170 彦根にて

千代子さん加奈子さんといっしょに。

 

2012年12月2日。

千代子さん、可奈子さんはライブの疲れもみせず、朝早くから起きていた。

今日の夜は京都でライブがあるのでそれまでの時間を思い思いに過ごす。

お父さんのタカシさんは、ぶらり旅へ。

にいにいと俊介さんは飲み過ぎのため、奥田家で休んでいた。

千代子さん、可奈子さん、オクちゃんと4人でルワムさんへ行く。

素敵なお店でゆっくりと過ごす。

そして奥田さんと私の車に分乗して、鳩間ファミリーを彦根駅に送った。

奥田さんは、ファミリーといっしょに京都ライブへ。

私は家に帰って事務仕事。

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