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2012年3月13日(火) 北海道・旭川 撮影報告会 終了

今回は、私が撮影を通してであった事柄・人を中心にお話しようと思っています。 お近くの方はぜひご参加ください。

20人集客

「大間原発訴訟の裁判報告と映画を撮影しながら出会った人たち」 話す人 田代陽子

場所 こども冨貴堂2F (北海道旭川市7条8丁目買い物公園通り) http://homepage3.nifty.com/fufufunet/ 日時 2012年3月13日(火) 午後7時から

料金 映画『世界が変わってから ~今ここに在る私たち~(仮)』製作費用カンパをお願いします。

主催 チーム今だから

連絡先 080-5582-4346(松下)

屋号を決めました

「空想の森」の田代です。

と名乗っていたのですが、今、新しい映画をつくっていて、

これからも映画をつくっていくにあたり、屋号をつけることにしました。

 

「風の映画舎」。

 

映画をつくること、上映することは風のようなものだなあと常々思っていました。

自分の表現したいことを、自分の感覚を、映像と音で紡いでいく。

いっしょに映画をつくり、その過程で色々学ばせていただいた藤本さんの屋号は「森の映画社」。

そして私は「舎」という漢字にしました。

 

映画をつくること、上映することは、私にとって常に学びの場でもあるからです。

風の映画舎の田代陽子です。

これからもよろしくお願いいたします。

 

「空想の森」上映会のお知らせ

窓の向こうが2011年12月のハル小屋 北海道茅部郡森町での上映会のお知らせです。 監督の田代も参加します。 私も久しぶりに「空想の森」を観たいです。お近くの方、ぜひ観にいらしてください。 日にち 2012年3月7日(水) 場所 はる小屋 北海道茅部郡森町(大沼です) 時間 上映開始 13:00 *開場は昼12:00です 入場料 1000円 お茶付きです *こども 無料 お弁当、おやつ、飲み物など持ち込み自由です。 連絡先:たなかはるえ 090-5753-7148 (アルボル・季節のお菓子屋さんもやってます) http://arbol.cocolog-nifty.com/home/ […]

2012年3月11日(日) 北海道・中富良野 わっか祭  終了

わっか祭(2012年3月9日~11日)にて上映決定 会場 北海道・中富良野「ぬくもり庵」 住所:北海道空知郡中富良野町新田中農場

上映時間 10:30~

 

30人集客

 

前売り料金 (3月8日まで/当日は200円追加)

1作品 1,000円 5作品 2,000円 *中学生以下無料

ライブ 無料

問い合わせ なかふホームシアター 代表:矢嶋 TEL&FAX:0167-44-4802 MAIL:yah1114cuty@rouge.plala.or.jp

わっか祭HP http://nakafuhometheater.web.fc2.com/

新作映画の仮タイトルを決めました

 

新作映画の仮のタイトルを決めなくては、どういうタイトルがいいか、ずっと考えてはいたのですが、なかなかこれぞというものが思いつかないでいました。

最近、これでどうかなとういタイトルが思いついたので、お知らせいたします。

『世界が変わってから ~今ここに在る私たち~(仮題)』

「何を表現したいのか。どうして表現したいのか。」

処女作「空想の森」の製作中、ずっとそのことを考え続けていました。

その時点の私の答えが、「空想の森」という映画となりました。

食べ物をつくること、大地の上で働くこと、仲間、音楽、そして映画。自分にとって大事なことや面白さは、日々の暮らしの中にあったのでした。

 

2011年3月11日。世界が変わりました。私はひどく動揺しました。

恐怖・不安・怒り…。そのような感情がどっと押し寄せてきました。

「一体私に何ができるのか。何をしたいのか。」いてもたってもいられない気持ちの中、私は考え続けました。

津波・原発事故を目の当たりにしながら、根底から変わらなければという思いが込み上げてきました。自分は何をしたらいいのか。

そして、映画をつくる人間として、3月11日のことを自分なりに記録しようと決めました。

3.11に何を感じ、考え、どのように未来を見出そうとしているのか。

「空想の森」に出演してくれた人たち、上映をしてくれた全国の人たちに、このことを聞いて、撮影することから始めよう、そう考えました。

私自身が、この先の光を見出したかったからだと思います。

 

そして4月、撮影の旅を始めました。

新得共働学舎の宮嶋望代表、「空想の森」の出演者・宮下喜夫さん、鷹栖町の松下音次郎・理香子夫妻、道南・大沼の山田圭介・あゆみ夫妻、函館・こなひき小屋の木村幹雄・由紀枝夫妻、函館の野村保子さん、喜茂別の三田健司・紗衣子夫妻、厚沢部の山北紀彦・恵理子さん夫妻、滋賀県・ブルベリーフィールズ紀伊國屋の岩田康子さん、高島の原田将・麻利夫妻、彦根・滋賀大学経済学部の中野桂さん、彦根の奥田好香さん、能登川・ファブリカ村の北川陽子さん、群馬県のすぎな農園の竹渕進・智子夫妻、農カフェの岩田紀子さん、アグリの甲田崇恭さん、たかさきシネマテークの志尾睦子さん、福井県の玉井道敏さん、萌叡塾の谷崎篤輝さんなどなど。

「空想の森」のつながりから、どんどん広がっていき、2012年1月現在100人を超える方々のお話をお聞きしています。

それぞれの地域で、それぞれの立場で、自分の思いを率直に話してくださいました。

それが私にはとても嬉しいことでした。

キャメラを挟んでお話しを伺いながら、思いを共有したり、心が洗われるような気持ちになったり、毎回感動の連続です。

インタビューの後、その人の仕事を見せていただいたり、泊めていただいたり、ご飯を一緒に食べたりすることも、この撮影の大きな魅力の一つです。

 

インタビュー撮影で私は皆さんから力をいただき、それが、確かに次への原動力になっています。

道南・大沼の山田圭介・あゆみ夫妻がきっかけで、青森県の大間原発訴訟の問題を追うことになりました。

私は初めて「運動」というものにキャメラを向けることになりました。

反原発運動を何十年も前からずっとやり続けている函館の野村保子さん、青森県・大間町の奥本征雄さんに出会い、とても魅力を感じました。だから私はこの問題をこれからも撮っていきたいと思いました。

 

奥本さんから紹介していただいた大間の漁師・山本昭吾さんとの出会いも感動的でした。

冬のイカ漁の船にいっしょに乗り込み、撮影させてもらいました。

そして大間原発についてどう考えているかを伺いました。

これからも撮影させてもらおうと思っています。

奥本さんから、大阪の昆布屋の土居純一さん(4代目)も紹介していただきました。

土居さんの昆布は北海道・南茅部のものを使っています。それなので、もし大間に原発ができたら昆布屋の死活問題ということで、原発に反対しています。

昨夏、土居さんは道南の山田農場を訪れ、大間原発の話を聞き、そして大間を訪れ、奥本さんに大間原発の現場を案内してもらったのでした。

その話を、山田圭介さんと奥本さんから聞いた私は、ぜひ土居さんのお話を伺いたいと思い、年末に大阪の土居さんを訪ねました。

昆布はただの昆布でなく、大阪の食文化をつくったのだということがよくわかりました。

昆布屋という職業に真摯にひたむきに向き合っていることに感動しました。

そして自分も居ずまいを正されました。

滋賀県・彦根では、2006年3月24日に志賀原発2号機運転差し止めの判決を下した裁判長・井戸謙一さんのインタビューをさせていただきました。

福島県・会津若松では、若松栄町教会の牧師・片岡輝美さんに出会いました。

私は初めて福島の地で会津若松に暮らす人や被災してきた人たちの話をお聞きしました。

撮影中、話を聞いていて涙がこみ上げてきたのは初めての経験でした。

色んな方々のお話をうかがいました。面白いことがありました。

おいしいものもいただきました。

たくさんのことを学ばせていただいています。

その中で共有した時間は私にとって何ものにも代えがたいものです。

そして今回の撮影の中で初めて出会った人たちがいます。

この撮影をしなければ出会えなかった人たちです。

[…]