もんじゅ。 美浜原発。
敦賀原発。
2011年12月17日。 8:00。起床。 雨や時々みぞれが降っている。 太田さんの家にて。 朝食後、薪ストーブの部屋で太田さんの歴史の話をお聞きした。 敦賀の歴史を4世紀の頃にさかのぼって色々な話をしてくれた。 個人授業のようだった。 敦賀の歴史は実に面白い。 知らないことばかりだった。 「あなたそんなことも知らないの?」と太田さんに言われながら、あっという間に午前中が過ぎた。 越前水仙 昔、週に1回、太田さんの家に集まって反原発の運動をして色々やっていたが、うまくいかなかった。 なんでこんなにやっているのにうまくいかないのだろうと太田さんは不思議に思ったので、敦賀の歴史を研究している岡田先生に聞いたそうだ。 岡田先生は「庶民の歴史を知ったら、反原発運動がうまくいかないとわかる。」と言ったそうだ。 太田さんは目からうろこだった。 庶民に歴史があると思ってもいなかった。 それから歴史を勉強しだした。 そんな中、太田さんは、「アイヌのことを教えてほしい。」と岡田先生に言った。 すると先生は「民族に関する研究は日本ではタブー。 なぜなら天皇につながるから、だれもお金を出す人はいないので、研究する人もいない。」と言ったそうだ。 太田さんからいただいたえんぴつと専用のえんぴつ削り。 太田さんは太くて濃い鉛筆で、裏紙に書いて私に説明してくれた。 その書き心地がよさそうだったので、その鉛筆とてもいいですねというと、東京の画材屋さんのもので、まだあるから後であげるわと、2本いただいた。とても嬉しかった。 みぞれ混じりの雨は止まなかったので撮影はできなかった。 その代わり、太田さんはとても面白い歴史の個人授業をしてくれたのだと思う。 贅沢な時間だった。 私の疑問になんでも答えてくれた。 このカップもいただいた。旅に持ち歩こうと思う。 そうしているうちに東条さんがやってきた。 杉原さんが持たせてくれたタコ飯、おでん、おかず色々など、お昼ご飯を3人で食べた。 そして東条さんと2階の資料館を太田さんといっしょに見学した。 昔の写真、かご、ガラスのコップ、弁当箱、着物など、なかなか見応えがある。 太田さんが「あなたお酒好き?」と私に聞いた。 「はい。大好きです。」と答えた。 すると「もらってもらいたいものがあるの。」と箱に入った九谷焼のきれいな絵付けのとっくりとおちょこのセットだった。 「こんないいものを。」と言ったが、「あげる人を探していたの。」と太田さん。 私は美しい九谷焼をありがたくいただくことにした。 13:30過ぎ、私と東条さんは白木へ向かった。 美しい海岸線と山々だった。 美浜原発。 しばらく走ると美浜原発が目に飛び込んできた。 途中みぞれの中、車を止めて撮影。 白木トンネル それからいよいよもんじゅへ。 今地震が起こらないで欲しいよねと東条さんと言いながら山道を走った。 白木トンネルを抜けたところ。右へ行くともんじゅ。左へ行くと白木。 白木トンネルを抜けた。 雨は止んでいた。 目の前は海。 後ろは山が迫っている。 […]