2011年12月26日。
雪が降っていた。
長靴をはいて、奥田さんとブルーベリーフィールズ紀伊國屋にランチへ。
南へ下ると雪もなく、お日様が顔を出していた。
ブルーベリーフィールズ紀伊國屋
この日が今年最後の営業日だった。
ブルーベリーフィールズ紀伊國屋は山の上にある。
ここは少し雪がつもっていた。
私はランチでワインを飲みたかったので、奥田さんに運転してもらうことにした。
雪の琵琶湖も素晴らしかった。
雲がかかったり、晴れたり、雪が降ったり…。
目まぐるしく天候が変わっていく。
そんな変化も楽しみながら、おいしくランチをいただいた。
食後のフレッシュハーブティーがこれまた何ともいえずおいしかった。
14:00。岩田康子さんがやってきた。(ブルーベリーフィールズ紀伊國屋の社長)
そして3人で話をした。
彼女は3.11以降、自分に何かできないかいつも考え行動している。
今、着物を集めて被災地に送り、それを手仕事でリフォームしてもらい、販売していけるようにならないかと考えワクワクしていた。
この話を私たちにしたかったのだろう、彼女は一気に話をした。
想い出のある着物を手放す。
それを被災地の女性たちが、違う形のものにリフォームする。
それを大きな店ではなく、人から人へ販売する。そうすることで、被災地の人たちの小さな喜びや希望につながるように、そして私たちも被災地の人たちに想いを馳せられるように。
そんなことを彼女は考えてワクワクしているようだ。
2時間ほど話し、「続きは今度田代さんが滋賀に来た時にね。」と言って別れた。
彦根に帰る途中、大中の愛菜館に寄る。今までいいお天気だったのにここは吹雪だった。
野菜を買う。
根菜類は北海道に持って帰られるからと、ゴボウやきんとき人参などを奥田さんが買ってくれた。
各地の映画上映が縁で知り合った人たちと、それが縁でつながってきた。
そして3.11が起こったことでまた違う関わりが始まっている。
その人たちと会ってから今までの短い間に、私にも、知り合った人たちにも、それぞれの時間が流れていることを感じずにはいられない。
当たり前のことなのだけど。
これが、生きているということなのだろう。
Leave a Reply