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撮影報告 その55 函館へ

親方の家で晩餐。
この日、親方とおかみの結婚35年の記念日でもあった。それもみんなでお祝いした。

2011年10月15日。
洞爺湖ラムヤートを後にして函館へ車を走らせる。
パソコン環境がなかったのでラムヤートで3日間メールをチェックできなかった。

今晩お世話になる予定の野村宅もパソコン環境がないので、親方の家でメールをチェックさせてもらおうと思い、森町辺りでこなひき小屋の親方に電話をかけた。

そして親方は快く迎えてくれた。

パソコンをつなぎメールをチェックさせてもらった。
私は今回取材・撮影してきた茨城、群馬、会津若松の話をした。

親方は大人の学芸会のシナリオを書いたんだと見せてくれた。

「おい、晩飯食っていけよ。泊まっていけよ。」と親方。

今晩は野村家に泊まらせてもらうことになっているからと言うと、

「野村さんもここに来たらいいだろ。」と親方が言ったので野村さんに電話をかけた。

そして結局、野村さんと石川さんの二人が親方の家に来て私と3人で泊まらせてもらうことになった。
まだ店で働いているおかみにもこのことを電話をしたらこころよくオッケイしてくれた。

ワインの薀蓄を述べる親方。

8時過ぎ、野村さんと石川さんがやってきた。
親方は「今日はいいワインを抜くぞー。飲んでもいい日なんだ今日は。35年目の結婚記念日なんだ。」と言った。

おめでとうございますーと言ったが、あっちゃー、私また邪魔してしまったかなーとも思った。

この前親方の家にお世話になった時は、おかみの誕生日だった。

この日、3本のおいしいワインをみんなで味わった。

何だか私はとても楽しかった。

親方も12時近くまで起きて話していた。

親方とおかみが寝た後も私たち3人は話していた。

いつの間にか野村さんは寝ていた。

彼女は最近大きな仕事が一段落したばかりできっと疲れがたまっているのだろう。
石川さんと二人で話していたら、親方が起きてきた。2:00、仕事に出かける時間だった。

行ってらっしゃーいと送り出した。

そしてさすがに私たちも寝た。

2011年10月16日。

朝起きると石川さんは仕事に出かけていた。

おかみさんも4時ころ仕事に出かけている。

野村さんはまだ寝ていたので、私はとりあえず食器洗いをしていた。
野村さんが起きてきた。

でもとても調子悪そうだった。

居間のソファーに横になっていた。寒い、寒いと言うので布団をかけた。

おでこに手を当てると少し熱かった。

風邪をひいたのかもしれなかった。

動けそうにもない感じだった。私は薪ストーブをたき、お茶を入れ、おかゆをつくった。

野村さんはしばらくそこで寝ていた。

そして時々「この風の音がいいわよねー、この緑がいいわねー」などど言ったりした。

ミッシュ

今日の広瀬さんの講演会に行けるかなと心配になったが、今彼女は動けそうもないので私は昨晩の残りの鍋を食べ、パソコン仕事をしながら彼女の様子を見ていた。

親方の家はどの窓からも木が見えてとても気持ちがよかった。
午後2時ころ、野村さんは復活した。

お茶を飲み、おかゆを食べた。

結局、4時ころまで野村さんと親方の家でゆっくりと過ごし、この環境を堪能した。

 

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