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撮影報告 その19 アースデー・しが

2011年7月3日。アースデー・しが7.03。
機材を車に積み、奥田さんと彦根から高速に乗り栗東へ向かう。
3.11の震災、福島第一原発の事故の後、滋賀県の子供を持つお母さんが「あすのわ」というグループを立ち上げ、アースデイを企画した。この短い間にその輪はどんどん広がりその熱が私が行くとこと行くところで感じられた。
この日も暑かった。
まず本部に行きご挨拶。荷物を置かせてもらう。
会場はエネルギーにあふれ、熱気があった。
私はこの熱気とにぎわいを撮影させてもらった。
野外ステージではではライブ、パフォーマンスなど盛りだくさんのメニューだった。
会場の外ではこだわりマーケットが150店舗以上の店が並んでいだ。
どの店もおいしそうでおもしろそうで、これを見て回るだけで時間が過ぎて行く。
歩いていると知り合いに次々と顔を合わせた。
「空想の森」を滋賀で上映してくれた人たちにほとんど全員会った気がする。
中野先生は肉体労働で椅子を運んだりしていた。
和子さんにも本部で会った。
大津友の会のブース。
大津友の会ブースでは藤重さん、中居さんなどみんなそろっていた。
中居さんは準備であまり寝ていないそうだ。
杉本さんは娘さんとブースを出してた。
私が行った時にはカレーは完売。
しそジュースをごちそうになった。
高島の原田さん一家もオーガニックコットンの店を出店していた。
原田さんのお母さんも手伝いにきていた。
彦根のアコちゃん。
この前青森の大間で会った彦根のアコちゃんも今朝かけつけてきた。
このアースデーの言いだしっぺは彼とのこと。
このすごいにぎわいにアコちゃんもとても嬉しそうだった。
アコちゃんのブースにもたくさんの人が集まっていた。
 
先日、大津の結のセミナーで一緒だった福島県いわき市から彦根に避難してきている廣木智恵さんにもばったり会った。
インタビューさせてもらった夫の一賀さんは仕事でもう宮城に帰ったとのこと。
今度、智恵さんもインタビューをさせてくださいとお願いした。
高島の立石啓子さんにもチラッと会った。
彦根のモモさん・佐野さんが色んな方々を紹介してくれた。
左:福島の会津若松から豆を売りに来た木暮真由美さん。豆を抱えているのが彦根の佐野さん。
会津若松から来た木暮さんと出会った。
彼女は震災後、何かに突き動かされるように行動を始めた。
ポリシーを持って豆菓子をつくっている福島の株式会社「おくや」の社長に話に行き、おくやの豆をアースデーに売りに来たのだった。
佐野さんが張り切って豆売りを手伝っていた。
ここで出会ったのも何かの縁と思い、彼女の話を少し撮影させてもらった。
後で今晩一緒に奥田さんの家に泊まることになるとはつゆとも知らず。
モモの家の松村志保さん。
大阪からきたモモの家の松村さんも出店していた。
彼女の息子さんには、大間マグロックの時、アコちゃんに紹介してもらった。
松村さんと話して、モモの家にも行ってみたくなった。
京都・綾部から来て出店していた栗山美穂・和久さん。
本当に色々なところからいろいろな人たちが出店していた。
このマーケットだけでもすごいことだと思った。
みんなの思いは脱原発。
途中、スコールのような激しい雨にみまわれたが、しばらくして雨はやんだ。
私は撮影であまり食べ物など買えなくて残念だった。
奥田さんはマーケットを満喫していた。
京都の上原七子さんも来ていて再会。
なにやらいっぱい買っていた。
ホールの中では、ミツバチの羽音と地球の回転」の上映、鎌仲ひとみさんの講演、田中優さんの講演、あすのわメンバーと鎌仲さん、田中さんのトークセッションなど盛りだくさんのメニュー。
映画は定員800人のホールが満席で立ち見がでたそうだ。
お客さんは2千人を超えたのではということがった。
私はマーケットでの撮影で色んな人と出会い、話し、最後のトークセッションの途中にようやくホールの中へ入った。
あすのわのメンバー。中央が玉崎洋子さん。
ホール入口で大間原発の署名も置かせてもらった。
あすのわメンバーと鎌仲ひとみさん、田中優さんのトークセッション。
トークはとてもわかりやすく、未来に希望が持てる内容だった。
あすのわのメンバーの人たちの思いに私はとても共感した。
こういう場をつくってもらいありがとうございましたという気持ちでいっぱいになった。
そしてこんなにも多くの人が脱原発・自然エネルギーへの転換を考え、それぞれの場で活動していることを実感した。
こうやって人と人が出会い、そして協力し合っていくことで変わっていけるはずだと感じた。
トークセッションの終わりに会場にきていた、辻真一さん、私などが一言どうぞとマイクを回された。
私は3.11がきっかけで新しい映画を作っていること、そして大間原発のことを少しお話した。
大阪から来た稲垣利江子さんとお子さん。
トークセッションが終わりアースデーが終わった。
ロビーに出ると何人かの人に「空想の森」を観たいのですがと、声をかけられた。
岐阜県からきた福田洋平さん。木工職人。
お二人には、試写用DVDを送るので映画を観てもし気に入ったらぜひ上映会を検討してくださいと住所を交換した。
あらかたの片づけが終わり、ロビーでスタッフの人たちが輪になった。
「みんなやりきったー!」という感じだった。
こんなに大きなイベントになって、短い準備期間、どれほど大変だったことだろう。
たくさんのドラマがあったに違いない。
このアースデーでどれほどの人が刺激を受けて自分の場所へ帰って行ったことだろう。
大きなことだと思う。
撮影させてもらい感謝するとともに、私も原発を止めるために自分にできることをやっていこうと改めて思った。
立ち去りがたく、私と奥田さんは最後のみんなでの記念撮影まで参加した。
そして会津若松から来た木暮さんが今日の宿がないということで、奥田さんの家に泊まることになった。
そしてアコちゃんを車に乗せ、木暮さんは後ろからついてくる形で、彦根へと帰った。
木暮さんとはまたいつか会いそうな気がしていたが、こんなに早いとは思ってもいなかった。
いい一日だった。滋賀はすごい。

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