アーカイブ

旅する映画 その95 トロピカルツアー 石垣島から帯広へ vol.31

2010年12月26日。曇り時々雨。

石垣空港にて。

9:00。起床。荷造りをし、帰る支度。

そして内藤さんの車に乗り、中江さんをピックアップ。

3人で朝食へ。行こうとしていた店はお休みだったので、街中のファーストフード店へ入った。 桜坂劇場の2階は沖縄のお土産をおいている。

大量生産でない、手づくりで丁寧につくられた民芸品を扱っている。 朝食後、中江さんの民芸品の店を回るのに私も同行した。

張子や萱の弁当箱やお盆など、なかなかいいものがある店だった。

つくれる人がいなくなってきて、店のおじさんが一人でつくっているため、時間がかかるのだといっていた。

そして内藤さんの車で空港まで送ってもらう。

中江さんは那覇へ、私は帯広へそれぞれ帰る。

トロピカルツアーの最後に中江さんと会えて本当によかった。

中江さんは別れ際「また那覇へ来る時は連絡してね。」と言った。

内藤さん。お世話になりました。

ありがとうございました。

「空想の森」トロピカルツアー2010。

なんだか夢のような1ヶ月だった。

疲れとコーフンで頭がぼーっとしている。

中江さんと話をしていて、次の映画をつくりたくなってきた。

19:00過ぎ。

帯広に到着。マイナス9度だった。

23日に雪が降りすっかり冬景色だった。

石垣から着てきた服のままでも、それほど寒さを感じなかった。

旅する映画 その94 トロピカルツアー 与那国島から石垣島へ vol.30

2010年12月25日。曇り時々雨。

いよいよ島を離れる日。

今日もゆっくり起きて、荷造りをした。

まなみさんに空港まで送ってもらった。

今回の上映は松田さん、まなみさんにお世話になりました。

ありがとうございました。また、

与那国空港。

石垣空港に着くと、内藤さんが「おかえりなさい」と出迎えてくれた。

そして昼ごはんは、私の大好きなゆし豆腐屋さんへ連れて行ってもらう。

ここでゆっくり食事をして、与那国上映のことなどを話した。

いつ来ても、おいしく、落ち着きます。

石垣の中心地に万世館という映画館があった。

しかし何年か前に閉館。石垣から映画館が消えた。

今日の午後そこで、「NPOと市民共同のまちづくりシンポジウム」があるので、内藤さんに誘われ一緒に参加した。

一部は地元ミュージシャンの演奏。

前花祐介さんの歌が心に残った。

オオゴマダラや忘勿石をモチーフにした歌を歌っていた。

私がこの1ヶ月のトロピカルツアーで見たり行ったりしたところだったので余計に心に響いた。

二部はシンポジウム。基調講演は、桜坂劇場の中江裕司さん。

「ナビィの恋」の監督だ。

閉館になった桜坂劇場をどのように再生していったのかという話だった。

とても興味深くおもしっろかった。

うんうん、そうそうと思うことばかりだった。 劇場に自分の人生をかけ、腹を据えてやったこと、大きなシネコンには出来ない事をやること、常にお客さんの要望に応えるために、半年ごとに仕掛けていくこと、などなど。 そのような覚悟と努力で今の桜坂劇場があるのだと改めて思った。

6人のパネリストの方たち。

内藤さんは中江さんの映画(真夏の夜の夢)の離島上映を1年半くらい前に、中江さんといっしょにまわった。

苦楽を共にした上映の旅だったのだろう。

今も内藤さんは中江さんと交流があり、このシンポジウムの打ち上げに私も一緒に参加させてもらった。

打ち上げは20:30ころ終了。

その後、中江さん、内藤さんと三人で、おいしいおでん屋に連れて行ってもらった。

そこで私は初めて中江さんと話をした。

あんな素敵な映画館を経営し、自分の映画もつくるスゴイ人だと思う。

私も島々でも上映の話をした。話していてほんと、面白かった。

そして刺激になった。

明日も朝食一緒に食べようということで別れた。

トロピカルツアーの最後に中江さんと会ってじっくり話せたことはクリスマスプレゼントだったのかもしれない。

内藤さん、ありがとう。

[…]

旅する映画 その93 トロピカルツアー 与那国島 vol.29

2010年12月24日。晴れ。

今日もゆっくり寝て起きた。

どぅぐいわりに昼ごはんを食べに行く。

またカジキの中身チャンプルを注文した。

そしてショウコさんに昨日のお礼を言うと、またゆっくり話したいとショウコさんは言った。

それから、坂の上のTシャツ屋さん・オネマヒナへ。

風もなく、夏のような日である。

砂月さんに昨日の上映会のお礼をいう。

外のテーブルでひとしきりおしゃべり。

ほんとここは気持ちのいい場所だ。

そして記念にTシャツを1枚買った。

それから、「さくら」へ。ルミさんとひとしきり話す。

彼女は昨日上映会に来てくれたのだが用事で途中で抜けたので、試写用DVDを渡した。 また、トイレを借りた。

ここのトイレは私は妙に落ち着く。

漆喰の壁とレンガの床の狭い空間がいいのだ。

トイレの横が鳥小屋。

にわとりが離されている。

この裏庭は日本っぽくない。

ルーマニア辺りの家のような感じだ。

表は海の砂が敷かれていて、これは日本庭園みたいだ。

センスがいいなあと思う。

みーちゃんは気持ち良さそうに寝ていた。

今日、子供たちは終業式。 昨日から(12月23日~26日)与那国小学校で移動大学が開かれている。

私は野焼きコースを受講させてもらった。 14:30受講したい人が集まってきた。

昨日からやっていて、明日は野焼きをするという。

私は明日帰るので、つくったものは松田さんに預かってもらうことにした。

右が先生の島袋常秀さん、左は助手の方。

私も子供たちに混じって作品をつくった。

昨日から受講している大人の方も何人かいた。

私は初めは皿をつくろうとした。

なかなか思うような形にならず、どつぼにはまった。

子供らは実に上手に形にしていくのと対照的だった。

それから二転三転して、黒糖入れに落ち着いた。

私の作品です。

校舎からの風景。

校庭にはヤギがいた。

食べるのかなあと思って聞いてみたら、売るそうだ

。離島の子供たちは石垣などへ行くのにも船賃がかかる。

そのたしにするのだそうだ。

移動大学は、様々な講座があった。

[…]

沖縄県・与那国島・どぅぐいわりにて 2010年12月23日

「空想の森」感想いろいろ 2010年12月23日 沖縄県・与那国島 どぅぐいわりにて

上映してくれた人:松田晃源さん、外間真奈美さん ありがとうございました!

美しい風景や、その中で泥くさく(畑の中でというのではなくて・・・)生きる人達のシンプルな姿を見ることができてよかったです。

(無記名)

もっと皆さんの様子など見ていたかった。見てすぐの今、ひとことで言い表わすと、「とっても愛おしい」という思いです。日々の何でもない暮らしの一コマや自然、光、季節、緑、野菜の色・・・終わってすぐに陽子さんのお顔を見たら涙出ちゃいました。ありがとうございます。島の海で観たいな。

(女性)

本当の意味での文化的なものを感じました。ゆっくり広がっていってほしい映画だと思いました。ありがとうございます。

(無記名)

農作業ができない冬場はどんなことをして生活しているのか気になった。

(女性・55歳・はたおり)

北海道に今年3月におとずれたばかりなのと、本島から与那国に仕事の関係で今年7月から住み始めた事もあって、楽しく映画を観ました。いろんな事、日々の生活と重ねあわせながら。バンドの音楽とイモうえのシーンがおもしろかったです。

(無記名)

チーズなど食べ物がとてもおいしそうでした。

(無記名)

旅する映画 その92 トロピカルツアー 与那国島 vol.28

2010年12月23日。晴れ。

お月様と星がきれいな夜だった。 辺りが暗くなり始めた頃から、クリスマスのイルミネーションをのせたにぎやかな車が連なって島を走っていた。

子供たちへのクリスマスプレゼント。

子供は喜ぶだろうなあ。大人もウキウキするだろう。

上映中、上映会場横も通り過ぎていった。

上映会場受付にて。

左から、松田さん、まなみさん。年末の忙しい中、今回の与那国上映会を開催してくれた人たち。

感謝です!!ありがとうございました!

今日もゆっくり起きた。車で宣伝にまわった。

入波平酒造のテルミさんのところへ。

今年1月の営業の時に出会った人だ。

私が行くと、テルミさんは出かけていてちょうど帰って来たところだった。

相変わらず明るく楽しいおしゃべりをした。

今日の上映もダンナさんと来てくれるとのこと。

チケットを買ってくれた。

入波平酒造のテルミさん。

そして久部良の「カレー屋 ユキさんち」へ。

ここで、キャベツのカレーを食べながらユキさんとゆっくり話をした。

「今回の上映会は行けないけど、次回は行くから。」とユキさんは言った。

ユキさんは海岸で漂流物を採集してる。これはその採集物のタツノオトシゴ。

久部良からおもろのある祖内へ戻る途中。与那国馬。

15:00過ぎ、おもろに松田さんが迎えに来てくれて、会場の「どぅぐいわり」へ。

左から、どぅぐいわりのショウコさん、ツバサくん、アキヒロさん。

ショウコさんは与那国生まれ。

実家は旅館を経営している。

彼女は5年前に島に戻って来て、今年2月からこの店をオープンした。

アキヒロさんは大阪出身。準備の合間に色々話をした。

「次回の上映の時は、また協力します。」と言っていただき嬉しかった。

アルバイトの佐藤貴代さん。

神奈川県出身。与那国に来て3年。

会場入り口。

みんなで机や椅子を移動し、松田さんがプロジェクターとスピーカー、アンプをセッティングしてくれた。 今日から島では移動大学が開催され、松田さんはそれで大忙しなのだ。

[…]