- ここのお母さんがこれまたいいのだ。
- 私もここに泊まり大変お世話になった。
- 祭りの期間中、ここはさながら合宿所のようだった。
- 出店する作家さんたち、ボランティアの学生たちでおおにぎわいだった。
- 細い廊下を譲り合いながら通った。
- 勝負市は毎年入梅時期に開催する。
- このてるてる坊主をかけて、今まで10年間、祭りは雨にあたっていないそうだ。
- 勝負市前夜祭。
- 関係者が集まった。
- 滋賀大学の山崎一眞先生、滋賀県立大学の柴田いづみ先生がこの祭り、商店街をサポートしている。
- だから祭りは多くの大学生が関わっている。
- 商店街の人たちと若者たちがいっしょになって祭りを盛り上げている。
- 今年の前夜祭は学生の参加が少なかったので、たくさん料理があまって、みんなにお持ち帰りを配った。
- 勝負市前夜祭。
- 私も参加。
- ビールをしこたま飲んだ。
- 花しょうぶ通り商店街の小杉さんが色々な方たちを紹介してくれた。
スタッフたち。
右は名古屋上映会のスタッフだったベコちゃん。
夜勤明けにかけつけてくれた。
もう一人名古屋上映会スタッフの長沼さんも見に来てくれた。
右から2番目は県立大学建築科・柴田いずみ先生のゼミの出口拓磨さん。
彼は二日間通しで上映会のスタッフをしてくれた。
よく気がつき、素晴らしい働きをしてくれた。
こういう若者と出会うと、私はとても嬉しくなる。
当然ながらその日、その回によって全く違う雰囲気になる。
この回は柴田先生が学生たちを引き連れて見にきてくれたり、大阪や三重県など遠方から見に来てくれた人が多かった。
この回は上映後の質問が一番多く活気があった。
外ではテントを建てて、店が並んだ。
前回大津で上映会の主催をした原田さんは、オーガニックコットンの製品を販売した。
花しょうぶ通り商店街入り口。
ここを入ってすぐ左手がとばや旅館、右手が魚浩。
とばや旅館の大広間にて。
初めは少し狭いが私の部屋でやっていたのだが、とばやのお母さんが、
「大きい部屋があいたから、ぜひ使って」とわざわざ呼びに来てくれたのでご好意に甘える事に。
京都から来てくれた上原七子さんも参加してくれた。
彼女は、七芸、京都シネマと見てくれて今回3回目になる。
彦根上映会の余韻がまだ体を覆っている。
久しぶりに落ち着いて十勝の夏空を眺めている。
今回の主催者の奥田好香さんは、昨年の10月、滋賀県・大津の成安造形大学のカフェテリア結での上映会で「空想の森」を見た直後、「自分の町・彦根で上映会をやりたい」と手を上げた。
彼女にとって上映会は全く未知の世界であった。
それから8ヶ月。ものすごい濃い時間を過したと思う。
そして、彼女は仲間といっしょに見事に上映会を成功させた。
私は嬉しくてたまらない。
2010年6月12日・13日の上映会が全てを現していた。
奥田さんがどれほど努力したか、弱気になり、不安になり、泣いたりしたことか。
その一方で、どれほど素晴らしい人たちと出会ってきたか、そして人のありがたさを感じてきたことか、それがどれほど自分の原動力になってきたか。
私は奥田さんと接しながら、その気持ちを手に取るように感じていた。
それはまさに私が第1回空想の森映画祭で「阿賀に生きる」という映画と小林茂さんというキャメラマンに出会って、自分の町・帯広で仲間といっしょに上映会と写真展をやったことと重なって見えていた。
このことが私の原点なのだと改めて思う。この時味わってしまった気持ちが。
人の気持ちを動かす事ほど難しいことはない。映画は人の気持ちを揺らす。映画を通して人の心の熱に触れ、自分の心にも熱を持つ。そしてその熱は人づたいに伝わっていく。
今回の彦根上映会は、私の理想とする上映会に限りなく近いものだった。
私は自主上映について、いつもこんな事を思いながら取り組んでいる。
上映会は簡単にできるものではない。
だからこそ、やるならやってよかったと思えるような、やってみる価値のある上映会にしたいと常々思っている。
何より、主催者のやりたいことができる上映会にしたい。
そのためには映画の作り手である私も協力していっしょに上映会をつくっていく。
上映会をやることで、主催者の人が自分の次のステップにつながるものをつかめたらいいなあということ。
上映後も関わった人たちがつながっていけて、映画の上映だけでなく、また何かをいっしょにできるようになればいいなあということ。
そしてもちろん、一人でも多くの方に「空想の森」を観てもらうために、次の上映会が決まればいいなあと切に思うのである。
奥田さん、花しょうぶ通り商店街のみなさん、上映会を手伝って下さったスタッフの皆さん、協賛してくれた方々、観にいらしてくれた皆さん、本当にありがとうございました。
機械式時計のねじを毎日まくように、コーヒー豆をガリガリひくように、万年筆で手紙を書くように、銅鍋でお湯を沸かすように、土鍋でお米を炊くように、ふんどしをしめるように、仏壇や神棚に一日一回手を合わせるように、植物や動物に話しかけるように、これからも映画に取り組んでいきたいと思っています。
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